戸田市の国道17号線沿いの赤い丸ポスト戸田にはまだ現役で活躍する丸ポストが多いという話を聞いていた。先日国道17号線沿いのセブンイレブンの前でそれを発見した。

昭和39年生まれの僕にとって、赤い丸ポストはなつかしい存在。学生の頃はまだ今のようにメールなんてなくて、遠距離恋愛だった相手に毎日手紙を書いては赤い丸ポストに投函していた。

もっと昔のことを思いだすと、小学校一年生の頃「仮面ライダー」が大人気でライダーカードが付いてくるカルビー製菓の「仮面ライダースナック」が生産が追いつかないくらい飛ぶように売れていた頃の記憶にさかのぼる。おまけのカードはラッキーカードがでた時にそれをカルビーに送ると特製アルバムがもらえるというもので、今では考えられないくらい全国の子供の間にひろまった。あまりにも皆カード集めに熱中したため、中にはカードだけ手にしてお菓子を路上に袋ごと捨てるという行為が続出し、社会問題にまで発展した。

当時、僕は福岡県北九州市の小倉という所に住んでいたが、そんなところでもカードだけ手にしてお菓子は捨てるという現象が起きていた。ある日のこと、僕が放課後友達の所に遊びに行った帰りに、近所の郵便局の前の赤い丸ポストのところに仮面ライダースナックがお菓子だけたくさん捨てられているのを発見した。もちろん封は切られておらず、買ってきてそのままそこに置かれたようだった。僕は花びら型の仮面ライダースナックの甘い味が好きだったので、そのお菓子をもって帰ってしまった。すると、当然のことだが、母親から「毒でも入っていたらどうするの!そんなもの拾ってきては駄目!」と烈火のごとく怒られた。

今でも丸ポストといえばそのことを思いだす。ところで、ポストの場所でお菓子を拾った数日後、僕はついに初めてラッキーカードを引き当てた。確か、西日本のラッキーカードは広島のカルビーに送ることになっていたと記憶しているのだが、その時が、今になって思えば自発的に県外に封書を送った最初の体験だった気がする。もちろん、その封書はお菓子を拾った赤い丸ポストに投函した。